キャリア教育コーディネーターのかげたろーです。
このブログでは、300人以上の子供たちにキャリア教育を展開してきた僕が、実際に授業や学びの場を作り続けているコーディネーターの立場から教育に関する様々な情報をお伝えしていきます。
✔︎皆様のお悩み
キャリア教育の中でよく出てくる「基礎的・汎用的能力」って何?
こういった疑問にお答えします。
✔︎本記事の内容 1. 「基礎的・汎用的能力」とは 2. 「人間関係形成・社会形成能力」 3. 「自己理解・自己管理能力」 4. 「課題 対応能力」 5. 「キャリアプランニング能力」 6. まとめ
この記事を書いている僕はキャリア教育コーディネーターとして2年以上学習プログラムを開発し続け、
300人以上の子供たちに「探究する学びの場」を届けています。
こういった僕が解説していきます。
「基礎的・汎用的能力」とは
「基礎的・汎用的能力」とは、
「人間関係形成・社会形成能力」「自己理解・自己管理能力」「課題 対応能力」「キャリアプランニング能力」の4つの能力によって構成されます。
それぞれの項目を解説していきます。
「人間関係形成・社会形成能力」
「人間関係形成・社会形成能力」は,
多様な他者の考えや立場を理解し,相手の意見を聴いて自分の考えを正確に伝えることができるとともに,自分の置かれている状況を受け止め,役割を 果たしつつ他者と協力・協働して社会に参画し,今後の社会を積極的に形成することができる力
とされています。長いですね笑
要約します。
つまり、
・色んな人の立場や考えを理解すること
・相手の意見を聞いて自分の意見も表現できること
・自分とは何者か、理解して社会のなかで生きること
・生きていく社会の未来を作ろうとすること
おおよそ、この4つにまとめることができます。
例えば具体的な能力として挙げられるのが、
他者の個性を理解する力 他者に働きかける力 コミュニケーション・スキル チームワーク リーダーシップ
等が「人間関係形成・社会形成能力」とされています。
この「人間関係形成・社会形成能力」は私たちが社会の中で生活し、生きていく上で必要な力とされています。
「自己理解・自己管理能力」
「自己理解・自己管理能力」は,
自分が「できること」「意義を感じること」「したいこと」について,社会との相互関係を保ちつつ,今後の自分自身の可能性を含めた肯定的な理解に基づき 主体的に行動すると同時に,自らの思考や感情を律し,かつ,今後の成長のために進んで学ぼうとする力である。
とされています。また長いですね笑
要約します。
僕は〇〇なことがしてみたい!
という自分の願いに対して
社会の中でどう実現するかを考えること(自分勝手はNG)
自分自身の将来の成長を自分で理解していること
自分を自分でコントロールしながら、将来のために進んで学び動くこと
このように解釈することができます。
また、この「自己理解・自己管理能力」には、子どもたちが「やればできる!」という自己肯定感も含まれています。
自己肯定感の低下が問題視されている今の日本の現状からみても、この「自己理解・自己管理能力」は重要と言えるでしょう。
「課題対応能力」
「課題対応能力」は,
仕事をする上での様々な課題を発見・分析し,適切な計画を立ててその課題を処理し、解決することができる力である。
とされています。
変化の激しい現代の社会においては、今までのやり方に囚われずに、常に新しい問題解決の方法を探して取り入れていく姿勢も、この「課題対応能力」と言えるでしょう。
更にビックデータ、AI、IoTなど情報化社会が発展していく中では、情報やツールを正しく選んで活用することも重要です。
そのための学びの場としても、GIGAスクール構想の実現が注目を浴びています。
GIGAスクール構想に関しては下記の記事にまとめました。気になる方はチェックしてみてください。
※準備中です。
「キャリアプランニング能力」
「キャリアプランニング能力」は,
「働くこと」の意義を理解し,自らが果たすべき様々な立場や役割との関連を踏まえて「働くこと」を位置付け,多様な生き方に関する様々な情報を適切に取捨選択・活用しながら,自ら主体的に判断してキャリアを形成していく力である。
とされています。
自分の将来を考える際に、
・「働くとは何か」を自分で納得すること
・世の中にあるあらゆる情報の中から、自分の将来に関連しそうな情報を選び、活かすこと
・他人に流されるのではなく、自分の意思で生き方を選ぶこと
これらが出来る力といえます。
まとめ
この記事では、「基礎的・汎用的能力」の4つの項目について解説してみました。
キャリア教育に関して詳細をまとめた記事に関しては下記に掲載してありますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
それではまた!
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